前々回①ではWifiに繋がったPi-Starが起動するまで。
前回②では実際にXLX620リフレクターへ接続するまで。
今回③は無線機との接続調整と実際の運用までです。(最終回)
【1】無線機の設定
今回の設定する無線機は「ID-31Plus」
まずはICOMのソフトウェア「CS-31Plus」をPCにダウンロードしてインストールしておく
USBケーブルで無線機と通信も可能だが、microSDカードを使ってデータを渡すという方法を行う
1.無線機にmicroSDカードを挿入し「メニューキー」「SDカード」「設定セーブ」で書き込む
2.設定を書き込んだmicoroSDをPCのカードリーダに挿入してCS-31Plusで読み込む
3.フォルダツリーの中「デジタル」「レピーターリスト」の使っていないない番号(30番など)を開
き下記を参考に設定する(画像クリックで拡大)
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/Hotspot_14-1024x102.png)
4.グループ名を変更するには「グループネーム」を選択し該当の番号「30」などに記入する
5.完了した設定PC上に書き込みバックアップした後にmicroSDに新しいファイル名で書き込む
6.フォルダツリーの中「デジタル」「相手局コールサイン」に下記を参考に設定する
例:ネームは任意の文字「XLX 620」など、コールサインは「コールサイン+モジュール+L」
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/Hotspot_15.png)
7.microSDカードを無線機に挿入し「設定ロード」後再起動にて無線機の準備完了
【2】送信テスト(無線機操作)
初めて送信テストする際は「エコーサーバ」などに送信して確認する
1.「DR」ボタン長押しでD-Starモードに変更
2.上下キーにて画面の「From」を選択し「決定キー」を押し「レピーターリスト」を選択
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0677-1024x469.jpg)
3.先ほどSDカードにて設定したレピータリストとその中のレピータを選択し決定する
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0678-1024x472.jpg)
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0681-1024x528.jpg)
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0682-1024x536.jpg)
4.DR画面へどり上下キーで「To」を選択「決定キー」「個人局」の中から接続したい相手をさがす。
エコーテスト用のの「XLX620E」を選択し「決定キー」を押し設定されたら一回「PTTキー」を押
すと「XLX620Eに接続しました」とのアナウンスが無線機から流れる
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0688-1024x525.jpg)
5.Toを選択「決定キー」「個人局」の中から「CQCQCQ」を選択し「PTT」を押し「本日はせいてん
なりこちらはJH1UQL」などとテスト送信し同じ内容がエコーサーバから折り返し受信できればテ
スト完了
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0686-1024x520.jpg)
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0687-1024x538.jpg)
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0683-1024x518.jpg)
【3】BER調整
mmdvm 基板の性能バラツキや無線機との相性もあり送受信の周波数微調整が必要なので、下記のURLの説明を確認してベストな状態を探す
https://js1ygz.starfield.link/2023/06/17/pi-star-ber-calibration/
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/pi-star_cal-1.png)
【4】実際の運用
「送信テスト」で行った手順で実際「XLX620 Hモジュールなど」へ接続して運用が可能となる。
![](https://js1ygz.starfield.link/wp-content/uploads/2023/06/DSC_0689-1024x542.jpg)
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